暑い夏も終わり、随分と秋模様になって参りました。
当店は、相も変わらずお客各位より、「元気でやってるの?」「生きてるか?」と度々、叱咤激励?!を頂いております。有難うございます。
それも一重に、ブログ更新をさぼっております故にご心配をお掛けしております、、、グワワっ、、、です。
ただ、敢えて、もう一度強調しまして 敢えて!ですが言い訳をお一つ述べさせて頂くとしましたら、妄想では無く現実的なお話としまして、当店と申しますか私当方、夏季はとても多方面で多忙を極めます。
夏の初めには、自宅が米農家の為「お米苗の田植え」に始まり、お盆には地元のお祭り準備〜参加、その他イベント目白押しと、貧乏暇なしとは良く言った物だと感心します。
まとめますと、余り当ブログと関係無し!!
そうです、秋の始まりに久々の更新参りましょう!!
お盆前?!だったかな?!に、遠方より当ブログを拝見頂きご依頼頂きました、「ヤマハ シグナスX フルチタン製 サイドスタンド製作」になります。
まず、遠方よりのご依頼でしたので、出来る限り細かくメールにて打ち合わせをさせて頂きました。
結果、内容としまして
@スタンドとして使用に耐えうる強度を、確保しつつ可能な限り軽く
A外観は、可能な限りSTDノーマルルックで
B最終表面仕上げとして、「チタンの焼け色」を
とのお話になりました。
では、行きましょう!!楽しい金属加工の世界へ!!
まず、形状は純正スタンドをそのままマルッとコピーしようと決めましたので、純正スタンドを各部計測の後必要部材寸法を割り出し(特に高価な部材の場合、極力無駄となる端材ロスを減らす為必要部材に対し、最低限の部材購入を目指します。
つまりは、やるかやられるかの、一発真剣勝負です。)
材料選定から初めます。今回は、用途、車格(車重)などから、純チタンで問題ないと判断しました。
部材コスト〜加工性も考え、純チタンをチョイスさせて頂きました。
まず、作業手順を自身で組み立てて見ました所、メインとなるシャフト?!から製作を行う事にしました。
パイプ素材が、「HOT材(チタンの場合名称が有ってるかは分かりません、、)」の為、全く鏡面に程遠いので
この段階で、最終仕上がりの事を考え、ある程度まで表面研磨を掛けておく事にしました。
{以前記事のチタンスプーン製作より学んだ事ですが、純チタンの研磨〜ポリッシュは、材質が硬い様で柔らかくキズも残り易い為、とても磨きごたえのある材料と言う事になります。
アルミニウム、鉄、ステンレス 等と又変わった感じです。
形状が複雑になり、研磨しずらくなる前に事前に行い、綺麗に且つ楽をしたい?!!ので研磨〜始めました。}
旋盤で、表面の薄皮を挽き、耐水ペーパー♯240〜800辺りまで研磨しました。
そして、メインとして予定しておりました、各部品の削り出し〜曲げ 加工 等の画像撮影し忘れておりました、、、。
すいません。メインが、、、。
文章のみになりますが、各部品を製作しましたが今回最も時間を掛けさせて頂きました部分が、車体側マウントへ、スタンド本体をボルト固定する為の「ヘッド部分」になります。
φ35丸棒より、フライス盤にて削り出しました。とても時間が掛かりました。
クランプ部の溝を掘る際、φ5〜6超硬エンドミルがボッキボキと3本も折ってしまいました。夜な夜な、泣きました。
削り出し、カット、曲げ、穴開け、研磨、タップ立て が完了しました各部品を実車を元に(今回は、お付き合いの有るバイク屋さんよりノーマル車両をお借りさせて頂きました。)、角度、位置関係のフィッティングを繰り返し溶接していきます。
STDスタンドをほぼコピーする事が出来ました。
画像には御座いませんが、専用アタッチメントを旋盤で削り出し アルゴンガスバックシールド、溶接トーチ
に別付けノズルにてアフターシールドを施した上、溶接しております。
溶接完了後、再度車体にてフィッティング〜動作確認を行い問題無い事が分かれば、各部研磨〜バフ掛け〜ガストーチにて焼き色入れ を行い 完成です!!
美しく仕上げれてたかと思います!
重量の方も、STDスチール製に比べ-150g程とまずまず軽量出来たかと思います。
さり気無く目立ちそうですね!!
この度は、当店へのご依頼誠に有難うございました。
不謹慎ながら、私自身楽しみながら作業させて頂きました。
各種製作〜修理 等随時承っております。
又、当店のアピールポイントとしまして、殆どの作業を自身にて一貫して行っております。
デメリットとしましては、商品、修理内容によればどうしてもお時間を頂く形になってしまう事が御座います。
メリットとしまして、ほぼ全て自社加工〜自社製作の為、外注等による中間マージンが掛からず、結果トータルコストに反映されます事と、一点物(ワンオフ、試作品)製作等の場合は特に お客様のご希望〜ご要望に対しまして柔軟に対応可能と言う点かと考えております。
遠方よりのお客様には、宅急便にて対応させて頂きます。
溶接修理、各種加工、製作 をご検討中のお客様〜企業様、 お電話、メール、FAX まずはお見積りでもお願い致します。
お見積りは、原則 無料です!!
宜しくお願い致します!
ではでは。