2014年10月06日

シグナスX チタンサイドスタンド 製作

毎度です!!
暑い夏も終わり、随分と秋模様になって参りました。
当店は、相も変わらずお客各位より、「元気でやってるの?」「生きてるか?」と度々、叱咤激励?!を頂いております。有難うございます。
それも一重に、ブログ更新をさぼっております故にご心配をお掛けしております、、、グワワっ、、、です。

ただ、敢えて、もう一度強調しまして 敢えて!ですが言い訳をお一つ述べさせて頂くとしましたら、妄想では無く現実的なお話としまして、当店と申しますか私当方、夏季はとても多方面で多忙を極めます。
夏の初めには、自宅が米農家の為「お米苗の田植え」に始まり、お盆には地元のお祭り準備〜参加、その他イベント目白押しと、貧乏暇なしとは良く言った物だと感心します。

まとめますと、余り当ブログと関係無し!!




そうです、秋の始まりに久々の更新参りましょう!!
お盆前?!だったかな?!に、遠方より当ブログを拝見頂きご依頼頂きました、「ヤマハ シグナスX フルチタン製 サイドスタンド製作」になります。

まず、遠方よりのご依頼でしたので、出来る限り細かくメールにて打ち合わせをさせて頂きました。
結果、内容としまして

@スタンドとして使用に耐えうる強度を、確保しつつ可能な限り軽く
A外観は、可能な限りSTDノーマルルックで
B最終表面仕上げとして、「チタンの焼け色」を

とのお話になりました。
では、行きましょう!!楽しい金属加工の世界へ!!

まず、形状は純正スタンドをそのままマルッとコピーしようと決めましたので、純正スタンドを各部計測の後必要部材寸法を割り出し(特に高価な部材の場合、極力無駄となる端材ロスを減らす為必要部材に対し、最低限の部材購入を目指します。
つまりは、やるかやられるかの、一発真剣勝負です。)

材料選定から初めます。今回は、用途、車格(車重)などから、純チタンで問題ないと判断しました。
部材コスト〜加工性も考え、純チタンをチョイスさせて頂きました。 IMG_1059[1].JPG
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まず、作業手順を自身で組み立てて見ました所、メインとなるシャフト?!から製作を行う事にしました。
パイプ素材が、「HOT材(チタンの場合名称が有ってるかは分かりません、、)」の為、全く鏡面に程遠いので
この段階で、最終仕上がりの事を考え、ある程度まで表面研磨を掛けておく事にしました。

{以前記事のチタンスプーン製作より学んだ事ですが、純チタンの研磨〜ポリッシュは、材質が硬い様で柔らかくキズも残り易い為、とても磨きごたえのある材料と言う事になります。
アルミニウム、鉄、ステンレス 等と又変わった感じです。
形状が複雑になり、研磨しずらくなる前に事前に行い、綺麗に且つ楽をしたい?!!ので研磨〜始めました。}
旋盤で、表面の薄皮を挽き、耐水ペーパー♯240〜800辺りまで研磨しました。
IMG_1060[1].JPG

そして、メインとして予定しておりました、各部品の削り出し〜曲げ 加工 等の画像撮影し忘れておりました、、、。
すいません。メインが、、、。
文章のみになりますが、各部品を製作しましたが今回最も時間を掛けさせて頂きました部分が、車体側マウントへ、スタンド本体をボルト固定する為の「ヘッド部分」になります。
φ35丸棒より、フライス盤にて削り出しました。とても時間が掛かりました。
クランプ部の溝を掘る際、φ5〜6超硬エンドミルがボッキボキと3本も折ってしまいました。夜な夜な、泣きました。
削り出し、カット、曲げ、穴開け、研磨、タップ立て が完了しました各部品を実車を元に(今回は、お付き合いの有るバイク屋さんよりノーマル車両をお借りさせて頂きました。)、角度、位置関係のフィッティングを繰り返し溶接していきます。
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STDスタンドをほぼコピーする事が出来ました。
画像には御座いませんが、専用アタッチメントを旋盤で削り出し アルゴンガスバックシールド、溶接トーチ
に別付けノズルにてアフターシールドを施した上、溶接しております。

溶接完了後、再度車体にてフィッティング〜動作確認を行い問題無い事が分かれば、各部研磨〜バフ掛け〜ガストーチにて焼き色入れ を行い 完成です!!
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美しく仕上げれてたかと思います!
重量の方も、STDスチール製に比べ-150g程とまずまず軽量出来たかと思います。
さり気無く目立ちそうですね!!

この度は、当店へのご依頼誠に有難うございました。
不謹慎ながら、私自身楽しみながら作業させて頂きました。

各種製作〜修理 等随時承っております。
又、当店のアピールポイントとしまして、殆どの作業を自身にて一貫して行っております。

デメリットとしましては、商品、修理内容によればどうしてもお時間を頂く形になってしまう事が御座います。

メリットとしまして、ほぼ全て自社加工〜自社製作の為、外注等による中間マージンが掛からず、結果トータルコストに反映されます事と、一点物(ワンオフ、試作品)製作等の場合は特に お客様のご希望〜ご要望に対しまして柔軟に対応可能と言う点かと考えております。

遠方よりのお客様には、宅急便にて対応させて頂きます。
溶接修理、各種加工、製作 をご検討中のお客様〜企業様、 お電話、メール、FAX まずはお見積りでもお願い致します。
お見積りは、原則 無料です!!

宜しくお願い致します!

ではでは。



 
posted by だいさん at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月30日

ヤマハ グランドアクシス100 100mmロングホイールベース エンジンマウント 溶接 製作 加工

毎度です。ご無沙汰しております、、、。です。
半年振りの更新になります!!何とか生きております。
いやはや何とも、本年になりまして早やくも7月のもうすぐそこに、暑い暑い「夏」がチラッと見えて来ていますネ!!私夏は好きな方です!もりもり食べてここ10数年は夏バテ知らずです!
何かこう、エネルギッシュになれますよね?!ご覧頂いている皆さんは如何でしょうか?!

現在の直近の目標?!予定は店舗に「エアコン設置」です!矛盾してますか?!
「暑い物は暑いんです」キリっ

当ブログを初めまして約3年、数こそ少ないですが中身の濃厚?!な、更新記事を見て頂いたコアなお客様(失礼!)より、当ブログを通じまして多数のお問い合わせ〜ご縁を頂ける様になって参りました。
中でも2度3度とご来店頂いておりますお客様には、「ブログ更新は?!」「ブログ閉鎖?!」「更新せい!!」と、優しくも厳しいご意見を良く頂く様にもなって来ました!

意外や以外の想定外な事も有ります様で、楽しみにされているのだな、と真摯に受け止めさせて頂きこの喜びを又一つ糧とさせて頂き、お仕事に邁進させて頂きたいと思います。
(それとなく、ぼかしたつもりは御座いませんがブログ更新も温めている?!UP画像も数点御座いますので、更新も極力(苦笑)頑張ります!!)

少し前置きが長くなりまして、久々の更新内容ですが、表題に御座います  ヤマハ グランドアクシス100 100mmロングホイールベース エンジンマウント 製作 加工 になります。
こちらの内容は随分以前の物になります。

まず、お客様より「ロングホイールベースにしたいのだが、市販品ではイメージしている完成型よりも、伸びすぎてしまう為、可能で有れば100mm延長辺りで」とのご相談を頂きました。
そして、私なりに市販品KIT等を、隈なくお調べさせて貰いました所、過去には某メーカー様よりグランドアクシス100用100mmロングホイールベースKITが市販されていた事までは付きとめたのですが、あくまで「過去に」に付き、既に販売終了品の為入手困難(不可)でした。

無い物は、「作る」しか選択の余地は御座いません。Let,s作りましょう!

まず、通常のいつもの当店の流れとしまして、採寸→考察→お見積り→GOサインを頂き次第施工 となりますので、採寸をまず初めに行ったのですが行き成り、大きな問題に直面しました。
ただ、同時進行で他様々な部分を確認し、作戦を立てて見ました所「この山をクリア出来れば、後はとてもなだらか道」になりそうな雰囲気でした。

*今回作業途中の、細かな写真を撮り忘れておりましたので、必死に文章タップリ書いてお伝えしたいと思います。ごめんなさい。

大きな問題とは、YAMAHA車で有ります以上、キャブレター〜インテークマニホールドレイアウトが延長したハンガー部の真下に位置してしまいます。
又、100mmロングと言う寸法ですと、エンジンマウントフレーム側ピポット部へ、キャブレター&エアクリーナーBOXが急接近してしまう事も判明しました。

スクーターの構造上、エンジン本体が上下にストロークしますので、各部上手く逃がしてあげれる構造にしなければ、各部の干渉は避けられません。常時干渉すれば、不要なトラブルも誘発必須となります。

尚且つ、ボディカウルも有る以上、少ないクリアランス内で収まりつつ、外観を損なわない様な美しい構造にしなければなりません。
困りました。
結論を申しますと、いつもですがこんな時は「時間が解決」してくれます。
急がず、焦らず1日で良い案が出なければ、2日でも3日でも自身が、お客様が納得行くまでじっくり適格な計画を練ります。

結果的に、画像に御座います様各干渉問題をクリアする為、アーム部オフセット、特殊な形状にする事で、無事クリア可能となりました。

IMG_0541[1].JPG

うーん。真上からの画像なので、主要箇所が全然分かりません。(ハハ)
後は、伸ばした分捻じれ易く、ピポット部に負荷が増える為、良く考え補強を入れていきます。
因みに今回の材質は、全てss400 鉄です。

画像が無いので、説明しますと、長物や位置関係の決まっている物(今回のご依頼ケース
ですと、まず絶対捻じれ、ズレては困る、ホイールセンター、ピポット、マウント左右位置 と言う「守るべき位置関係」がそれにあたります。)

ネジや、ボルト接合ならともかく、溶接加工ですので、熱による歪も抑制してあげなければなりません。
その為、当店の場合ですと、この様な場合必ず 治具を作成した上で治具上で溶接〜加工を行います。

溶接完了後、微妙な誤差の修正を行い、錆止め塗装(プラサフ)、塗装を行い100mmロングエンジンマウントの完成です。
IMG_0537[1].JPG

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残す加工は、マウントの構造上、メットインスペースの底部の干渉がどうしても避ける事が困難だった為、底部の一部をカット〜サイド蓋 加工致しました。


IMG_0540[1].JPG
他、リアブレーキワイヤー(他車種用流用加工)、ステーター〜ハーネス間延長カプラー、各ホース類延長、プラグコード延長、リアサスペンション(他車種用流用加工)
を行い全て完成となりました。

一言述べさせて頂きますと「とてもカッコ良い」と言う事です。
さり気無いロング間が、車体を引き立て逆に目立ちます。大人カスタムな感じです。

当店へのご依頼誠に有難うございました。

この様な、特殊なカスタム、製作や通常整備〜車両販売 等 承っております。
遠方のお客様は、可能な範囲で宅急便にて対応させて頂きます。
又、SHOP様、企業様よりのご相談も承っております。

どの様な事でも当店の、技術、設備にて可能な範囲でしたらご相談承っております。
決して手を抜かず、その時その時のベストを尽くさせて頂きます。

まずは、お気軽に電話又はEメールにてお問い合わせください。
ご相談お待ちしております。

宜しくお願い致します。

ではでは。
posted by だいさん at 03:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月07日

チタン 食器 スプーン 製作

新年一発目の更新です!!
1月1週目も過ぎ、みなさんお仕事初めで慌ただしくされている事かと思います。
当店も、昨日より通常営業させておりますが、、、お正月のお休みを利用しまして昨年よりの「店舗改装」を引き続きコツコツ進めました結果、、、店内が、、荒れ放題状態と、なっております。。えらいこっちゃです!!
とてもお仕事がしずらいです。。グぐっ。。ご来店頂きます際、少々醜い店内で有ります故、ご了承願います。
ですが、大分と形になって参りました!!ご期待下さい!!
又、すでに導入済みとなりますが、本年度は「店舗リニューアル」と平行しまして、各設備も増強して参ります。
「汎用旋盤による、切削加工、製作」「汎用フライス盤による、切削加工、製作」「サンドブラストマシーンによる、各ブラスト」を、現在試験的稼働しております。
各ご相談承ります。


新年一発目の記事では御座いますが、製作物は丁度1年前に当ります、昨年1月にご依頼頂きました物になります。特別温めていた訳ではございませんが、UPしておりませんでした。

今回、製作段階の写真を撮っていなかった様で、完成品の画像のみとなります。ごめんなさい。

チタン 食器 スプーン 製作 ですが、まずお客様より「お連れ様への誕生日プレゼントとして、特別なスプーンを製作して貰いたい」との事より、サンプルをご持参頂き打ち合わせから、入らさせて頂きました。
私自身「スプーンコレクター」でも無ければ、スプーンに特別詳しい訳では御座いませんが、同じ「金属加工」ですので、興味深々に打ち合わせさせて頂きました。

まず、何故?わざわざ?との「疑問」を感じられるかと思いますが、経緯をお話させて頂きますと、、
知る人ぞ知る、某有名な「カレーライス用スプーン」を購入されたそうですが、(因みにSTD材質はステンレスです)
「カレーライス用」とだけ有り、形状が特殊な物で、左右兼用では御座いませんでした。
(通常、一般的なスプーンですと、利き手を選ばない左右兼用だと思います。)

ここまでのおお話で、既に「ネタバレ」しているかと思いますが、お客様のお連れ様が「左利き」で、購入時同行されていた事より、「左利き用が有れば、、、」と、とても残念がられていたそうです。

そこで、既存の物を、「材質はチタン」、「左利き用に」、「口に入れる食器の為、長年の使用でも、身体に危害を及ぼさない、表面処理」、「贈呈用の為、本体にブラストエッチングによる文字入れ」にて、一から新規製作との内容にて承らさせて頂きました。

製作手順ですが、1枚板からハンマリングにて叩き出しを行い、スプーン先端のR形状を作ります。

後の、持ち手部分〜叩き出し後の打痕消し、成形は全て機械、手研磨となります。

構想〜段取り段階にて、先端Rの叩き出し後の仕上がり厚みを考慮し、チタン板 板厚3.0mmを用いました為、
カット〜叩き出しは、本当骨が折れる思いをしました。超硬いカチカチです。

尚、既存の物と同一の先端Rにする為、凹形状の木型を先に製作し、それを治具に叩き出しを行いました。
(当然材料その物の、硬度は木<チタンと、チタンが勝る為、構想段階で上手く行くのか??と考えておりましたが、比較的硬質の木材を型に用いた事も手伝い、上手くR形状を出す事が出来ました。)

成形後、チタン用バフ棒でバフ掛け後、バーナーによる焼き入れ色付け〜ブラストエッチング〜〜念入りに洗浄して完成です。
(尚、画像はエッチング前の物になります。) IMG_0556[1].JPGIMG_0555[1].JPGIMG_0554[1].JPGIMG_0553[1].JPGIMG_0552[1].JPGIMG_0551[1].JPGIMG_0550[1].JPG

お連れ様の方も非常の喜ばれ、現在もお使い頂いている様です。

尚、今回の製作物ですが既存のメーカー?!様の承諾を得て掲載しておりません。
NGで有りましたら、お手数ですがご一報いただければ記事の方、即刻削除させて頂きます。


当店、「バイク屋」ではございますが、「金属加工、修理、製作」を得意とし、業務の主としております。
(決してバイク業務が片手間と言う訳ではございません。)
バイクだけに囚われず、様々な物を通じ様々な技法、製法、工程〜を取り入れ、吸収し様々な場面で応用させて頂きその時のベストを尽くします!!

まずは、お気軽にご相談頂けますと幸いです。

又、遠方の方は宅急便での対応も可能です。

理想を現実、具現化するお手伝いをさせて下さい!

宜しくお願い致します。

ではでは!





posted by だいさん at 14:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする