2015年04月14日

アドレスV100 クランクケース アルミ アルゴン溶接修理 

ご無沙汰しております!
ブログ更新の方 暫く、放置して、、、、。。。いた訳では有りませんヨ?!(汗)

何やら雨模様が続いておりますが、季節はすっかり春となりました!!
仕事に遊びにはたまた恋にと、新しい事がスタートする季節でもあります「春」ワクワク、ソワソワしてしまいます。

因みに私はと申しますと、お仕事そして、お仕事です!!
お蔭様で昨年11月で、当店開業4年目を無事迎えれた訳ですが、本年度 とても有り難い事に多方面のお客様よりご相談〜ご依頼を承らさせて頂ける様になって参りました。
これも、一重に沢山の良いお客様に出会えた事だと感謝しております!
初々しい気持ちを忘れず、今までより一層帯を締める気持ちで、直向きに追求し、勉強を怠る事無く 頑張って参ります!!
そうです!私も同じく ワクワク、ソワソワなのです!

この度のご依頼の方、また少し以前の内容となりますが アドレスV100 クランクケース ブレーキホルダー
(正式名称が不明ですので、仮名です)部 アルミアルゴン溶接修理 になります。

それでは、行ってみましょう!
まず、お客様サイドより「他店のバイク店さんで整備をお願いした際に、ケースのリアブレーキワイヤーホルダー部にクラックが入っていると指摘され、実際自身で確認後 どうも気持ち悪い(制動部分の為)ので、修理を、、」とのご相談を頂きました。
そうなのです、アドレスV100やV125のリアブレーキユニットの構造上ホルダー部が万が一、欠損するとブレーキケーブル アウター部を保持する事が出来なくなり、リアブレーキが使え無くなってしまうのです。
(厳密には、インナーワイヤーが引けなくなります。)
考えただけでも怖い怖いです。
ですが、実は同じ事例の修理が当店でも過去に2件程御座いました。
原因としては、これも構造上+ネジとステー板?!でケーブルが挟み込まれているので、整備の際貫通ドライバー 等で強いインパクトを加えるとクラックや折れてしまう様です。
力加減ですね。
この度のケースでも、周囲に縁石に乗り上げたや、ヒットした痕跡は皆無でした。
中古車との事でしたので、何処か流通の中での整備ミスが原因かと思われます?

まず、どれ程の深さでクラックが入っており、どれ程繋がっているのかを確認する為にも「破壊検査」を行います。「非破壊検査」ですと、何か凄そうに聞こえますがあくまで、「破壊検査」です!

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プライヤーで掴み、少しばかりひねると、、

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ポロリ、、、、、、、、。。
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いとも簡単に折れてしまいました。打撃等は一切加えていません。
どうやら、クラックどころでは無く 「皮一枚で繋がっていた」様です!
ガクガクブルブルが止まりません!

では、気を取り直しまして、作業に掛かります!
まず、今回の修正内容ですが、お客様とご相談の結果 折れてしまった部分は捨ててしまい、アルミ溶接にて肉盛りを行い、成形〜復元にて修正の方向で決定しました。

最初に、可能な限り強度を確保したいので 溶接不良で有る「不純物による沸き」を抑える為、欠損部分を超鋼刃を使い粗方切削した後に、徹底的にしつこく洗浄を行います。
(ただ、材質上どうしても不純物を取りきる事が不可能ですので、微細な溶接欠損が発生してしまいますが、実用上問題無いレベルです。)
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そして、溶接対象物の内部にはベアリングやギア、はたまたクランクシャフト、シリンダー等が有りますクランクケースの為アースポイントを良く考え アースを取り、アルゴン(TIG)溶接にて肉盛りを行って行きます。
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後に、成形を行いますので目標型の1.5倍程度に肉盛りを行います。
今回、位置関係で申しますとリアのファイナル室に近かった為、ファイナルギア廻りのベアリング〜オイルシールへ溶接の入熱による影響が懸念されましたので、熱影響を部分的にカット出来る薬剤を散布した上で、
溶接→冷却→溶接と、時間を掛け入熱を抑えました。
ここまで溶接で肉盛りを行うのに実に30〜40パスの溶接を行ってます。

肉盛りが完了すれば、8割方完成です!
今回のケースでは、下地作り〜肉盛り溶接が要で有り、最も神経を使わ無ければならない所です。
次に、欠損した破片を元に型を起こし、それを肉盛りした部分へトレースし、慎重に切削〜成形していきます。

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画像ではすでに開いてしまっていますが、ネジ止め用の穴を空け、タップを切ります。
今回は、念を入れネジ部の強度確保の為、ヘリサート加工も行いました。
最期に、プライマー散布後 近似色にて部分塗装を行い完成となります。

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この度のご依頼、部分が部分なだけに、通常であれば ケース交換、エンジン積み替え と中古車価格を超えかねない、高コストな修理に繋がる恐れのある故障でしたが、比較的にローコストに抑えれたと思います。
(安全が確保されての事は大前提です。)

この度は、当店へのご依頼誠に有難う御座いました。

四輪、二輪に囚われず、どの様な事でも当店の技術、設備にて可能な範囲でしたら随時ご相談承っております。決して手を抜かず、ベストを尽くさせて頂きます!

遠方のお客様は、可能な範囲で宅急便 等にて対応させて頂きます。
又、SHOP様 企業様よりのご相談も承ります。

どうぞ、お気軽にまずはお電話、Eメールにてお問い合わせ下さい。
ご相談お待ちしております。

最後に 当店、ブログ内容より「加工屋さん」のカラーが非常に濃い?!かと思いますが、「バイク屋さん」ですので、「通常整備」「修理」「カスタム」「車両販売」も通常業務として行っております。
宜しければ、そちらの方でもご相談下さい!

宜しくお願い致します。

ではでは!







posted by だいさん at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 溶接、加工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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