2012年04月03日

YAMAHA SR400換装用 XJR400スイングアームリアサスマウントアルゴン溶接

毎度です!ご無沙汰しております。
(更新も、せんと何が毎度やねん?!と言う厳しいお声、、、お許しを、。)
すっかり季節も小春日和が続く暖かい日が続いております。
いよいよ、バイクに車にetcシーズン突入!!か?!と言う所で、本当有難い事に多数のご依頼を頂いております。

当ブログをご覧頂いております方には、この場をおかりしまして御礼申し上げます。
有難うございます。
実は?!口下手(何の情報やねん!?と言う厳しいツッコミ、、。流して下さい)な私ですので、上手くは言えませんが日々感謝しております。


そして、本題のYAMAHA SR400換装用 XJR400スイングアームリアサスマウントアルゴン溶接ですが、まず初めにお断りしておきますと、画像少ないですorz
作業にどっプリ集中してしまい、ハッっと気が付けば画像撮り忘れておりました。
その代わり、と言っては何ですが少し独断&偏見に満ちた自我論を語ってみたいと思います。

それでは、行きましょう!!

image-20120403011350.png
まず、お客様よりこの様な状態でお持ち込み頂きました。(マニアの方ならご存知かと思いますが、ヤマハSR400へXJR400スイングアームを流用する際、ピボット部、サスペンションマウント部、リアハブ などなど 複数の加工を必要とする様です。
恥ずかしながら、私今回のご依頼で勉強させて頂きました。)

オークションで入手されたそうですが、ピボット部迄しか加工が施されておらず、装着出来なくは無いが無理付けは、、、と困っていた様です。マウント部は今回のご依頼に辺り、ご自身でカットされたそうです。
上から、物を申しますつもりはございませんが、その判断は正解だと思います。
リアサスマウント。
一級重要部品です。
元々のマウント部から推測すると仮に、無理やり付けした場合物凄く、ローダウンかつ凄いレイダウン具合になります。
ローダウンはともかく過度なレイダウンはリアサスペンションダンパーロッド及びエンドアイに凄いストレスが掛かってしまいます。
最悪の場合直接事故に結び付きます。
相当危険です。
危険なんてレベルでは無いかも知れません。
『殺人マシーン』です。(お客様ごめんなさい。)

いつも通り話が、逸れてしまいましたが戻りまして、






image-20120403013800.png
まず、溶接シロを確保すべく部分的にアルマイト皮膜を剥がす為、研磨します。
出来上がり後、塗装を行うそうなので♯80研磨から始め、♯600辺りまで研磨を掛けさせて頂きました。サラサラです。

image-20120403014305.png
こちらは、別のスイングアームよりマウント部のみを取り外した物を綺麗に取り外した物をお持ち頂きました。
(この様な重要部品は、例外を除き基本再利用は致しません。
何故か。
部位故に、目視では分からない微細なクラック、合金によっては一度溶接熱を加えると強度が落ちてしまっている物、色々な危険要素を含んでいる可能性が有るからです。
生命に大きく関わります。
ただ、今回のケースとても綺麗に取り外しされており綿密に確認、チェックさせて頂いた所、使用可能と判断しました。
コスト面の問題もございました。
社外溶接マウント、、いいお値段です、、!)


座り、平行度をきちんと出す為底面を面出ししました。

アルミ溶接に大敵な、汚れ、油分を除去する為、こちらもスイングアームと同じくアルマイト剥がし〜脱脂洗浄を行い溶接作業に備えます。


image-20120403020002.png

image-20120403020034.png

と、ここで飛びました。
イキナリくっ付いてしまってます。
寸法出し〜仮付け 画像が抜けてしまいましたm(_ _)m

そうなんですよ!!
ピピンと来た、ご覧の貴方!!鋭いです!
この、たかだか寸法出し、、いやいやいや!
されど寸法出しに、凄く集中し、考え、時間を費やしました。
大体、全体作業の3/5は寸法出しに時間を掛けました。
何故かと言いますと、
1:スイングアーム本体アーム部は、微妙なRがついた造りになっている為。
2:キツイR登頂部(マウントを座らせる座面)が、膨らんでいてフラットでは無い為。
3:上記の事より、単純に取り付けてしまうと、
溶接強度の低下、リアサス取り付け時平行が出なくなり、動きが悪く、不細工なバックショットになってしまう。

ですので、計測、フィッティング、調整を何度も何度も繰り返しました。

そして、位置決め、左右バランスを取り仮溶接の後本溶接を行いました。






image-20120403021913.png
左右、上下バランス共に良好です。
少し左下がりに見えますが、エンドアイ固定穴が数mm広がり気味の為です。



image-20120403021642.png

image-20120403021713.png

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もう少し、綺麗にビードを引けるとベストだったのですが、アーム部板厚が結構分厚かった事と、通常アルミ溶接に使用する溶加棒とは違う物を使用した為 設定〜溶接作業に至り、難易度が高く感じました。(更なる向上に務めて参ります)

溶加棒ですが、重要箇所ですので高強度のアルミ棒を使用しました。引っ張り強度等が違います。
一本単価も高いです。

最後に、クリーニング跡を不繊維シートで磨き洗浄して完成です。

合わせて他のご依頼を頂いておりまだお客様にはお渡ししておりません。

最後に、語りますがなんと無く聞いて頂ければと思います。

まず、当店にご依頼頂く内容の殆どが街乗り主体の乗り物です。
当然、街乗り主体ですと大幅な安全マージンは最優先して確保しなければなりません。

取り方としては、じゃあレースマシンは危険なん?と取られますと、それは違います。
レースマシンも安全です。
むしろ、走行するスピード域が違い耐えず転倒する可能性が有る分パーフェクトな安全設計だと思います。
ただ、やはり性能を追求すると薄く、軽くとなる為耐久性が落ちてしまいます。
ですので、性能維持の為には、頻繁なメンテナンスが必要になります。

話が逸れましたが、部品製作、加工に辺りまず安全性をじっくり考えます。

何故かと言いますと、パーツメーカーさん等では、まず企画〜設計段階で強度計算と言う計算を行っていると聞いた事が有ります。
取り付け位置、角度、使用部材、溶接長、表面処理 等 トータルで考えつつ色々なシチュエーションを想定して設計されてるのでは無いでしょうか?!
建物の建築にも必ず有ります!
プロフェッショナルと言えるかと思います。

当店に置き換えた場合正直に申しますと、計算出来ません。
しかし、そういう強度計算を依頼する事は可能だと思います。
ただ、一つ製作する度に計算を依頼していては
高額製作、加工ばかりになってしまいます。
それでは、お金が幾ら有っても足りません。
そこで、どの様に!?ですが、
決して大袈裟では無く、真面目にお客様の命を託す重要な乗り物、部品で有る以上、綿密に計画、設計を行います。
それを支えているのは、過去の経験より培ったノウハウで有り、一つ一つを追求する探究心で有り、自分以外が乗り、使用するからと言う、責任感です。
計算数値として今の私には弾き出す事が実質出来ませんが、力のモーメント、ジオメトリー、材質強度、等、調べ、考え、想像する事が出来ます。
また、お客様対私ですのでお客様個々の使用シチュエーションに見合った提案が可能です。
前例の無い物等は特にですが、部材の選定、特性調査から入る様常に心掛けております。
使用部位、使用シチュエーションに最適な部材は何か??
幾ら安くとも、部位から考えて不安、強度的危険な部材は頼まれてもお断りします。

設計ですが、今持っている知識を総動員し、見合った資料を調べ尽くし、サンプルモデルを造れる物は、数パターン造ります。
そこから、やはり見た目も重要ですので、外観良く実用強度も申し分無しの、ベストを追求します。

何か、言葉足らずで非常に分かりにくい内容になってしまいましたが、ご安心してお任せ下さいと閉めさせて頂きます。

内容より気になる方は、お気軽に一度遊びに来て頂ければと思います。
コーヒーでも飲みながら、お話しましょう。

どの様な事でも、全力でさせて頂きます。
貴方のお手伝いさせて下さい。

また、遠方よりのご依頼 の場合宅急便にて対応させて頂きます。

宜しくお願い致します。

では。



posted by だいさん at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 溶接、加工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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