2012年02月07日

ハーレー車種不明 フロントブレーキマスター アルゴン溶接修理

二月に入り早一週間です。しかし、悪天候続きで気分も曇りますね。こんな時は、良く食べ良く寝る!です(笑)
不謹慎感が、否めませんが人間に取って欠かせない事で有り明日への活力にもなる事ですよね?!
キッチリ充電してあげて、キッチリ使う事が大切なのでは?まるで、携帯電話の充電サイクルの様です。余談は、さておきも一つ余談になります。

と、ここで少しばかり営業させて下さい!
当ブログ左覧の『営業内容』にも記載させて頂いてます、『塗装業務』も行っております。
塗料は、 関西ペイント レタンPGシリーズを主に使用しており、下地造りからトップコート、磨き作業まで手を抜かず丁寧なペイントを常々心掛けております。
価格設定ですが、塗装業務全般的にペイント相場よりかなり抑えさせて頂いております。

あまり何々だから安くと言う、言い訳的な価格設定方法は好ましく無いのですが、今の私には出来る術となっております。
事由として、まず
@塗装ブース設備が無い為気候、天気等により作業進行が左右されやすい為
(今現在ご契約頂いております、250cc販売車両も先日全塗装を行いましたが、悪天候続きで本当泣きました)

A現状上記設備で有る為、対策を取り注意を払っても小さな異物、ゴミが塗膜内に混入してしまいます。

B塗装クオリティーとしましては、プロペイントショップさんが上の上としましたら、当店の塗装クオリティーは自己評価ですが、中の中〜中の上近辺だと思います。
色々な事を細かく色々な面から見ると、非常に
奥が深いです。日々精進です。

この様な感じで、塗装業務を行っております。
是非宜しくお願い致します!

本題が、遅くなりました。
先日ご依頼頂きました、ハーレー 車種不明のフロントブレーキマスターシリンダー アルミアルゴン溶接修理になります。

まず、物がこちらです。
image-20120207182313.png

image-20120207204312.png

マスターシリンダー上部より見た状態ですが、ブレーキホルダー上側が欠損しております。

これから、欠損部の代わりに板材を切り出し溶接して行く訳ですが、物がブレーキです。
重要部品ですので、綿密に考察してみました。

image-20120207183126.png
またまた、残念な手書き図ご勘弁下さい。
打ち合わせの際、お客様の方へ提案させて頂いた図その物になります。
まず、強度を考えるべく力のモーメントから考えてみました。
マスターシリンダーへピストンを組み込んだ状態で圧をかける(握り込む)と、いかに欠損修正部へ負荷(引っ張り方向)がかかるかが解るかと思います。
修正の際強度を重視しなければなりません。
又、欠損箇所すぐ横にピストンが入る為熱歪みによるシリンダーの変形が心配されます。
歪んでしまえば、フルード漏れ等を引き起こし結果として『使い物にならなく』なってしまいます。
図上の他の図は、上記の問題点をクリアする為提案させて頂いた物になりますが、コスト的な事で見送りとさせて頂きました。
当初よりの、アルゴン溶接での修正となりました。

image-20120207204227.png
欠損部の板材は整形済みの物を、お客様の方でご用意して下さいました。

image-20120207204514.png
強度確保の為、接合部へ開さき加工を施します。
裏面が、レバー摺動面に辺るので、溶接後ビートを削り取らなければいけない為切削後の強度確保の為と、板厚が約5mmと極厚とまではいきませんが、良く溶け込ませ、2〜3層ビートを盛りたいので、かなり深めに開さき加工を施しました。
同時に、接合部の擦り合わせもキッチリ行います。

image-20120207231127.png
同じ板厚、同じ部材でアークを飛ばし機械のベストな設定を割り出します。
今回は、奇跡的に一度で決まりました。
エクスタシーです。
設定後、仮付けします。

image-20120207231427.png
本溶接ですが、外観部品、接合面に機密性を要する物(マフラー接合面等)はいいかげんにアースを取ってしまうと、良からぬ場所でスパークしたりしてしまい、クレーターで外観台無し、傷で排気漏れ等起こし兼ね無い為、アース方法も考えて取ります。
ビシッとアースを取ればアークその物の安定にも繋がり、結果としてアース一つで溶接品質が向上します。
アースやら、アークやらややこしいと思います。ごめんなさい。

image-20120207232241.png
裏表共に、2〜3層程溶接盛りを行いました。
懸念してました、歪を出さ無い為少しビートを引いては冷ましビートを引きを繰り返します。
素手で触れる程の温度を極力キープします。
シリンダー内にも冷却の為に、工夫を凝らしましたが誠に申し訳御座いませんが、お見せ出来ません。
企業秘密と言う程の事では有りませんが、ノウハウです。

image-20120207232829.png
裏側は、レバー摺動面の為この様に切削、研磨をしました。
レバーに上下の遊びが出過ぎ無い様に、フラットに仕上げます。

image-20120207233038.png

image-20120207233059.png
各部、研磨仕上げを行い完成です!
表側ビートは、切削してしまえば、修正後がほぼ分からなくなりますが今回のケースは、欠損箇所、マスターシリンダー母材の材質よりして表側切削仕上げは危険と判断しました。

この度は、当店へのご依頼誠に有難う御座いました。
またの、ご利用心よりお待ちしております。
I様その後使用上いかがでしょうか?

今回のご依頼オークションにてジャンク品をお安く入手されたそうです。

中古品、絶版品を入手したのは良いのだけれど、修正し無いと使え無くてどうした物か?!

この様なケース勿論承ります!!
どの様な事でも、全力でさせて頂きます。
是非一度お話をお聞かせ下さい!

又、遠方のお客様は宅急便での対応させて頂きます。

では!






posted by だいさん at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 溶接、加工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月02日

ヤマハ グランドアクシス100 メットインBOX調整穴 蓋製作

初めての、連続更新です!ドキドキです。
更新は月刊か?と言う位更新が遅く、撮り溜めも少々有るので恐縮ながら、お詫びを兼ねての連続更新頑張ります!

以前、当店より販売させて頂きましたヤマハ グランドアクシス100 のお客様よりのご依頼です。
キャブレターを京浜PWK28パイへ変更している為、メットインBOXがそのままの状態では整備性が極めて悪いので通常この様にカットして窓を開ける事がセオリーだと思います。

image-20120202054759.png
イキナリネタばれですが、写真がこれしか撮っておりませんでした。
このままでは、整備性が良くても小物を入れた状態の走行が実質不可になってしまいますのでキッチリ閉まる蓋の製作となります。

まず、本体メットインBOX開口部より採寸、蓋形状を設計しまして、実際の使い勝手、ヘルメットを入れた時のクリアランスを確認する為のマスターモデルを型紙で製作します。

image-20120202055312.png
実際に、型紙状態で組み立てた後メットインBOXへ装着し各部調整を行い、問題が無い事が確認出来れば組み立てた物をバラし型紙を元に、部材へけがいて行きカットします。
今回の部材は、アルミで1mm厚ととても薄い部材になります。
蓋ですので、箱型に組み立てるとこの厚みでも実用強度は問題無いです。

image-20120202055950.png
カットした部材を、キッチリ各部擦り合わせを行い溶接して行きます。
溶接前にアルミニウム溶接は、溶接条件設定、母材の汚れ等により仕上がり状態がとても左右され易い為しつこく母材洗浄を行い、しつこくテストピースにアークを飛ばし条件設定を行います。

image-20120202060515.png
溶け込み具合、ビートの状態を確認した所で組み立て溶接を行っていきます。

image-20120202060725.png
これぐらいの薄さになると直ぐ棚落ちを起こしてしまいます。溶け落ちて、あなた穴が空きます。
当店の溶接機には、パルス機能等便利な機能は付いてませんのでそこは、設定をきちんと行い技でクリアします。

ヘルメットを入れた時の逃げをカット、溶接します。

image-20120202061214.png

組み上がると、各部仕上げを行い、開閉の為のノブ、蝶番を取り付けポリッシュ仕上げ後、メットインBOXへ取り付けます。

image-20120202061424.png

image-20120202061446.png

走行中に、勝手に開かない様内部にはマジックテープを貼り付けて居りますので、勝手に空いてしまい中の物が落下と言う事も心配有りません。

最後に、実際にヘルメットの出し入れ、小物をいれてのチェックを行い問題が無い事が確認できれば、完成となります。

この度は、ご依頼誠に有難う御座いました。

この様な、小さな小物製作、加工も全力で作業させて頂きます!
どの様な事でもまずは、お聞かせ下さい!

又、遠方よりのご依頼も宅急便等で対応可能です。他府県よりのご依頼も心よりお待ちしております。

宜しくお願い致します!
では!






posted by だいさん at 06:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

台湾スズキ GSR125NEX ロングホイールベース加工 No,3

早いものです。年が明けまして、早くも2月突入ですね。
そんな、のん気な事を言っているからお仕事が溜まってしまうのでしょうか?!
いやイヤイヤ、溜まってる物をこれ以上ため無い様努力しております(苦笑)
お待ち頂いている方申し訳ございません。

では、企画最終回です。
引っ張ったね?と言うお声も有りそうな感じですが、いかんせん内容がボリューミーなだけに、一回更新では書き切れませんでした。
尚、こちらの車両は既にお客様の元へ帰還しました。
N様その後、如何でしょうか?


それでは前回、前々回と製作して来ました、リアサスペンションアッパーブラケット、マウントサブハンガー、インナーバッフルを一気に組み込んで行きます!!
時間を費やして製作して来た物を、組み込み形になると言う事は、何より気持ち良い瞬間ですね!

image-20120202042951.png
まず、リアサスペンションアッパーブラケット部です。
KIT内容にパワーフィルターが同胞されておりましたので、パワーフィルター仕様にすればブラケット本体ももう少し小型に出来たのですが、インナーバッフルを静音型に製作させて頂いてもパワーフィルターで吸気音が大きくなってしまっては静音効果半減になってしまいますし、FIの燃調の為コントローラーの追加購入の必要性も出て来てしまい、デメリットばかりが増えてしまいます。
以上より、エアクリーナー仕様として設計、製作させて頂きました。
取り付けスーパーぴったりんこです。

image-20120202043950.png
続いて斜め横よりの非常に見づらいアングルで申し訳ございませんが、ケースカバー前側のパイプがサブハンガーになります。
正直、私自身が加工途中に『何処まで効果が?』と半信半疑ではございましたが、取り付け途中で無い状態、取り付け状態でそれぞれ車体を前後左右に揺すってみて納得しました!
やはり、165mmと言うかなりのロング具合ですのでサブハンガーが無ければ左右にブルんブルん目視出来る程ケース本体が振れておりましたが、サブハンガーを取り付けるとガッチリです。振れがゼロと言う訳ではございませんが、無い状態に比べれば必要で有る事は間違いございません。

image-20120202044923.png
またまた、見づらいアングルになります。
撮影時が夜間と言う事もございまして、本当は真横よりバシッと撮影したかったのですが、店内での撮影により狭いのでこのアングルが精一杯でした。心残りです。ハイ。

機関等綺麗に収める事が出来たかと思います。
書いてしまうと呆気無く感じられるかと思いますが、結論的にはスズキGSR125NEXへアドレスV125用NCYロングホイールベースKITを取り付ける為には、加工の小パレードです。
リアブレーキワイヤーより始まり、ジェネレーター配線、O2配線、還元バキュームパイプ、フュエールホース、各部ワイヤー、ハーネス取り回しの変更、加工が必要でした。
インターネットを見てみてもロングホイール化されている方が少なかったので、きっとストリートでは注目度抜群だと思います!

お時間が少々掛かってしまいましたが、とてもワクワクしつつ造り込む事が出来ました!

この度は、数あるバイク店の中より当店へのご依頼誠に有難う御座いました。
またのご依頼心よりお待ち致しております。

当店の設備、技術の可能範囲で有ればどの様な事でも、全力でお手伝いさせて頂きます。
お問い合わせは、メール又はお電話頂ければ迅速に対応させて頂きます!

又、最近お問い合わせ頂きますのが、『依頼したいけど、車両が不動で』とか、『依頼したいけど、仕事で使っているから中々日程が』等お聞きします。
この様なケースは大阪近郊でしたら、当店引き取り納車は原則無償とさせて頂いております。
あまりに遠方は、要相談とさせて下さい。

部品単体の加工、修理に関しましても遠方よりのご依頼は宅急便での対応可能です。
ただ、やはり遠方の方とのご相談、打ち合わせはお電話又は、メールが主となるかと思いますので意見の食い違い、お客様の不安を除く為にも更に綿密にお話させて頂く事が前提となります。

では!



posted by だいさん at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする